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ポスト

詩・尾崎まこと 曲・北川文雄

【原詩】
この秋の
深い空のどこかに
赤い切り傷のような
ポストの入り口が
隠れていないか

カポン!

ふいに
あかるい音がして
あなたからの
なつかしい便りが
僕のこころの底に
降りてくる

カポン!

詩人コメント
若い頃、去って行った恋人の手紙を、幾日も待っていたことがありました。恋人でなくても、遠い昔の友から、カポン! と手紙が届けばいいな。
作曲家コメント
秋の空のどこかにある赤い切り傷のようなポストの入り口、とは失恋の傷みなのであろうか・・・。ロマンティックなメロディとハーモニーによる歌となりました。

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