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ピアニシモの道

詩/高丸もと子 曲/北川文雄
歌/加藤かおり ピアノ/村上ひろみ

知らなかった
ぼくの中にピアノがあったこと
だれかが置いていった
小さなピアノ

キミが摘んだ黄色い花
ひと夏のさよならを
あの時のまま
奏でてくれている

高原はもう秋
キミと歩いた道は
ピアニシモの道
キミの指先のような花が
かすかにゆれて
ピアニシモの道が続いていく

詩人コメント
野の花がかすかにゆれているのを見ると、そこから音楽がこぼれているように思います。人の耳には聞こえない音のない音楽があるように思うのです。

作曲家コメント
美しく音楽的な内容を持つ詩に感銘を受けて作曲しました。爽やかな秋の高原に続くピアニシモの道を歩いてみたく思います。

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