詩/村瀬保子 曲/岡田正昭 歌/堀口莉絵 ピアノ/村上ひろみ
誰も通っていない路の上を たんぽぽのわたげが ゆっくりと飛んでいる
どこからやってきたの どこまでゆくの 軽い軽いちいさなたね ひとつきりの重さで
あてのない旅?
いいえ あなたはきっと あなたを待っている人のところへ 行くのね そんな身軽さで
詩人コメント 庭いじりをしていて、ふっと目を上げた時のこと。たんぽぽは、ただ微風にまかせていたのかもしれませんが、じっと見つめているとたんぽぽの強い意志のようなものを思ってしまいました。
作曲家コメント 探し求める旅は、ひとつきりの身軽さと、しがらみのない自由で舞い上がるタンポポの綿毛。沃野千里はもうそこにある。