詩/池田もと子 曲/駒井肇 歌/田中友輝子 ピアノ/松永昌子
白い衿の 制服を着た少女たちが 庭すみに集まって ころころと笑いながら おしゃべりに夢中
そばで 金木犀の老木が 陰をつくって 少女たちのおしゃべりを 楽しそうに聞いている
さっきまで 賑やかだった蝉の声は いつのまにか 聞こえなくなった
詩人コメント 清々しいどくだみの花群れから楽しそうなおしゃべりが聞こえてきました。そばの老木も蝉も聞き耳をたてて楽しんでいます。
作曲家コメント 「白い衿の制服を着た少女たちが」というフレーズが、3拍子の軽快な曲想の基になりました。曲の最後で一瞬テンポが落ちるところは、賑やかだった蝉の声や少女たちのおしゃべりは幻だったのかと、ふと振り返った様子です。