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花よ

詩/左子真由美 曲/駒井肇
歌/喜多美幸 ピアノ/高木洋子

花よ
おまえは土のなかの
小さな種であったのに
いつのまにか
暗闇から
はみ出してしまう
外へ 外へ
ひかりへ ひかりへと
あふれてしまう

花よ
おまえは
億年もの言わぬ
地球のことば

花よ

詩人コメント
もともとは小さな種であった花が地中から顔を出して、美しい花を咲かせるということがとても不思議です。それは何も語らない地球のことばなのではないかと。
作曲家コメント
「花よ」は、種が花となって外に出る前の地中の闇、さらには何億年もの地球の歴史を歌っているように私には感じられました。そして、花となり外気に出た時、「花よ」は、広い跳躍音程の旋律として歌われます。

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