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詩・下田喜久美 曲・岡田正昭

【原詩】
蝶の羽音は
呼び合う神秘

音もなく声もなく
気配が探し当てる

ひらひら野山をこえて
さがしているのは何でしょう

竹やぶの谷間に 花畑にも
ひらひらやってきて

あかるい明日の望みを探し

自分の分身に出会うまで
優しく包んでくれる命を訪ね
とおい旅を波のように継いでゆく
パピオン パピオン パピオン
地球の愛は一つになって
空へと舞いあがる

詩人コメント
蝶の魅力、不思議なはばたきのそれ自身が愛であるような優しさ。永遠へと旅立つ命への使命が美とはかなさを讃えて生きる事の不思議を感じます。

作曲家コメント
蝶は「輪廻転生」の象徴として仏教的な意味合いがあります。分身を探す旅はパピオンと名前を変えて、ただひたすらに舞い上がり続けるー。

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