ひとは
空から
投げ入れられた独楽だろうか
突然、荒ぶることがある
シンと静まりかえることがある
だから こころは…
皮膚が抱える
もうひとつの自然
蒔くにしろ 植えるにしろ
刈り入れるにしろ
その時を
ひとは待っている
あるときは雨を
あるときは光を
風さえも 嵐さえも
ずっと ずっと
待っているものを
わたしのこころ
と呼ぶのだろうか
だから こころは…
水色の空の駅
果てしなく
待っているものがいる
空の駅で
虹より大きなものが
あなたを 待っている
ずっと ずっと