詩・柿本香苗 曲・楠田陽子
ひとめぼれ ストンと恋におちた音がした その日から道ばたにころげたまんま わたしは星を見つめる石っころ
オルゴール あなたが話すことば 全部すくって 小箱につめて なんども聞けたらいいのにな
線香花火 涙のかたちをしてひかりの玉が 生まれて はじけて 消えた ひとり想いの恋みたいに
ねがい 四つ葉が四つも見つかった ねがいごとを四つした あいたいあいたいあいたいあいたい
詩人コメント 青春の恋心をたくさん三行詩でかきました。片思いでいろどられた日々のかけら・・・小さなかけらをあつめました。
作曲家コメント 私自身が、詩にひとめぼれしました。恋する心は、うまく表現したくともなかなか出来ないもの。不器用に、歌もピアノも多くは語りません。秘めた熱っぽさやもどかしさや痛みを、少ない音の余白に感じていただければ幸いです。