詩・井上一枝 曲・熊谷美紀
【原詩】 芽吹きのこえに さそわれて
南の山が ほ、ほ 東の山も ほ、ほ 西の山が ほ、ほ、ほ 北の山も ほ、ほ、ほ
山じゅうが 笑いだした みどりのふとんを 小鳥のねぐらを ゆすって ゆすって 白い雲をだいて 青空も 笑いだした
春風のゆりかごで きらきら きらきら おひさまも 笑いだした
詩人コメント 森や林の芽吹きの春は、四方の山々から華やかないのちの笑い声が聞こえてきます。
作曲家コメント 日本では、春は目覚めの季節です。動物も植物も春風を感じて動き出します。この詩の持つ春の訪れへの喜びや爽やかでキラキラした季節感を表現したいと思いました。