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春の足音

詩/高丸もと子 曲/矢野正文
歌/堀口莉絵花 ピアノ/高木洋子

一月の暖かい日
青空のなかで
公園の裸木たちが
指の先までひろげて
思いきり伸びをしている

枝に
たくさんの小さな春をつけて

雀たちが木々のあいだを
楽し気に飛びまわり
子供たちは
もう水にあこがれて
陽にきらめく池の
まわりで遊んでいる

まだ小さいけれど
春の足音が聞こえる

詩人コメント
 一月も下旬になると時々季節外れの暖かい日があります。春の足音を感じた気持ちを公園の風景に投影してみました。

作曲家コメント
 厳しい寒さの続く、ある晴れた冬の日の公園等で、ふと見つけた小さな春。何となくホッとして心が和み、明日への希望が感じられる。そんな気持ちを曲にしてみました。

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