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山頂へ

詩/井上一枝 曲/草野次郎
歌/田中友輝子 ピアノ/安田伸子

ゆっくりと
踏み出す
一歩 また一歩

ひたすら
一歩を重ねて
空にそびえる
あの頂上へ

鳥たちの影が
谷間を越えて
風に光る

雲海の
真綿のゆりかごが
雲の海原が
はるかに横たわり

時空を超えて
わたしを ゆらす
まるごと ゆらす

詩人コメント
壮大な自然の中を歩くと、心がやすらぎます。そのための一歩を歩き続けるのは、決してやさしいことではないのですが。頂上で押し寄せる歓喜は疲れを忘れます。

作曲家コメント
人間がこの地球上に現れて以来、常に自然の壮大な営みの中で命を与えられてきました。が、今や人間がその母とも言える地球の大自然を破壊し、自らの環境さえも壊そうとしています。もう一度人間はこの地球や自然に感謝し共存すべきでしょう。

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