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夜明けの雪

詩/井上一枝 曲/岡田正昭
歌/堀口莉絵 ピアノ/田中紀子

めじろの目のなか
雪のいろ
ぷるんと まわして
風のいろ

めじろの目のなか
空のいろ
くるんと 見あげて
山茶花のいろ

わたしの目のなか
めじろいろ
春風待つ いろ
芽吹き いろ 

詩人コメント
 凍てつく朝、めじろが 雪をかぶった山茶花の花の蜜を一心に吸っていた。小枝に細い足をかけて。雪の白、山茶花の薄紅色、めじろの目周りの白。窓越しの小さな命の凛とした情景に、こころをうたれていた私。

作曲家コメント
 警戒心の薄いめじろは身近に感じます。今日も花の密を探しに枝から枝へと飛び回っています。可愛らしい歌曲に仕上げました。 

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