夕ぐれどきは なぜかさみしい
今日もどこかで
だれかが だれかに
別れを告げている
夕ぐれどきは なぜかせつない
ぽつぽつと 灯(とも)りはじめるネオン
ふっと見上げた空に 見つけた
去っていった人の星
だけど
夕ぐれどきは 心たのしい
だんらんの食卓(とき)へ
夢の入り口へと
歩み出すとき
詩人コメント
夕ぐれどきは、何となく淋しいもの、と思い込んでいましたが、仕事終わりの人達にとっても、ここからがそれぞれの夜、楽しいとき、恋の時間でもあるのです。
作曲家コメント
さみしい、せつないといいた気持ちは必ずしも暗い(音楽で言えば短調)ということではなく、誰かにまた会いたいとか、きれいだろうなと思う気持ちだとか、そういった前向きな面があるのではないかと思って、最終的に長調の曲にしました。