詩/瑞木よう 曲/熊谷美紀 歌/安谷万佑子 ピアノ/幸野紀子
声の森に もう長い間 さまよっている 声の森には いろいろな声が住んでいる 風に耳を傾ければ聞こえてくる
そよ風のような 大地を揺るがす 鳥の 海流のような
やさしさであったり あかるさであったり 淋しみ 希望 絶望 なつかしみ
思いを旋律に乗せて 風と歌う声の森 風に巻かれた声たちが溶け合い 空に昇る 一瞬(そのとき)
霧が晴れ 森が開き 陽射しと生まれる 新しい風の歌
詩人コメント 街中を歩いているといろいろな声が聞こえてきます。ひとりひとり違います。いろいろな音楽を聴く度に魅力的な声に出会います。素敵だなあと声に酔っているうちに声の詩ができました。
作曲家コメント いろいろな声が住んでいる「声の森」。風とともに聞こえてくる様々な声は、その響きが混じり合い、溶け合って、陽の光を浴びた新たな空間(空)へと舞い上がっていきます。
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