詩/西田 純 曲/南川弥生 歌/田中 勉 ピアノ/安田伸子
一つの根から出た太い幹が 大きくのびて 幾本にも分かれ 空に近いところで あるものは一つになり また分かれて のびていく
自分と 自分から出てくるもの 自分が そこから出てきたもの との境目は いったい どこにあるのだろう
天をあおいで その青い淵に 足を ふみはすしそうになる
詩人コメント 奈良県 榛原市 高井には、伊勢本街道沿いに千本杉があります。人間はそうならないはずですが、人間も、なんとなく似ているような気がしました。
作曲家コメント 一見すると自然を謳っているかのように見える詩ですが、自分の姿と対峙する深いものが潜んでいます。それをさらっと表現したいと思いました。
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