詩・西田純 曲・草野次郎 歌・田中友輝子、田中勉 ピアノ・高木洋子
雲が 重たくもたれかかってきても
葉っぱたちは 軽やかなちからを いっぱいこめて はねかえそうとする
すっかり隠れてしまった太陽よりも 生き生きした光を わきたたせ
あの雲たちが からだじゅうにふくんでしまった 水を 葉っぱは すっかりすいこんで ちいさな鏡の おおきなしずくにして
詩人コメント 五月は明るい日が多いのですが、木の葉は、暗くなっても自分の力ですぐにはねのけようとする。そんな力を見習いたいです。
作曲家コメント 生きている中で雲が重たくもたれかかり、太陽の光も届かず、希望を見失いかけた時にこの詩作品は我々に勇気を与えてくれると思います。女声と男声の二重唱により、木のように生き生きとした溢れる力を音楽で表現したく思いました。