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ピンクの鯉

詩/中村多津子 曲/北川文雄
歌/安谷万佑子 ピアノ/安田伸子


ひらひらと
舞い落ちる花びら
かすかに水面がゆれる
それを見つけた池の鯉
ピンクの花びらを
パクリと飲み込んだ


ピンクのお腹になった鯉は
恋をした


パラパラと
舞い落ちる葉っぱ
池に小さな波が立つ
ピンク色の鯉の子供たち
夕陽を背に受けすいすいと


氷の張った池の下
静かに聞こえる子守唄

詩人コメント
寒い冬の間も人間も動物も魚も子供たちは何時も元気です。

作曲家コメント
一匹の鯉が成長し、恋をし、そしてお母さんになりました。季節の移ろいと共に、鯉の幸せな時間の経過を歌とピアノで表現したく思いました。

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