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わたしは魚

詩・村瀬保子 曲・熊谷美紀
歌・坪井雪  ピアノ・安田伸子

魚があくびをするのを初めてみた
沖縄に棲む アカメハゼ
なんだかすてき
時間が止まる

泳ぎが苦手な魚は
小枝を砂地に立てて
つっかい棒にして休むという
なんという可笑(おか)しさ かしこさ

私も真似をしてみよう
ストレス処理が苦手な私
諸々(もろもろ)をぶつける相手は
砂地の大きなつっかい棒
だれも見ていない海底で
力まかせのパンチをひとつ
あとはしらんぷり
岩場にもたれ 大きなあくびを
ひとつ(する)

詩人コメント
テレビで魚のあくびの映像を見ました。魚があくびをしたっておかしくはないのでしょうが、私にはとても新鮮にうつりました。思い出してもあくびが出ます。

作曲家コメント
沖縄のサンゴ礁にはユニークな魚が数多く生息していて、見ているとなんだか癒されます。海の中ではストレスもすぐにはじけて消えてなくなるようです。

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