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まりもとくり

詩/村瀬保子 曲/大澤弘之
歌/田中友輝子 ピアノ/幸野紀子

雨上がりの濡れた空に
たっぷ たっぷ
まりもが ゆめみて浮かんでいる

遠い湖から
差し込む光の帯にのって
やってきた 七月のくり畑

 広がる景色
 はなし声
 心地よい風
 陽のひかり

枝先のまりもは思い出す
いつだったか
地上の風に憧れていたこと

たっぷ たっぷ
たっぷ たっぷ
もう少し このままで
くりの実が はぜるまで

詩人コメント
 七月の雨上がりの空に浮かんでいるくり畑のみどりの実が、まりもそっくりに見えました。雨上がりの空は、どこか湖に重なり、まりもの気持ちになってみました。

作曲家コメント
 夏から初秋にかけてのささやかな日常の光景が目に浮かびます。大きな感情の起伏のない「平穏な日々の中の小さな喜び」、その一コマを丁寧に映し出すような作品にしたいと思いました。

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