詩・池田もと子 曲・北川文雄
【原詩】 きんもくせいが咲きました お日さまが金のひかりをプレゼント 花はうれしくなって いい香りをあたりにふりまきました 道行く人は 花を見上げてほめてゆきました
きんもくせいが散りました 秋風が花をゆらしたから 木の下には オレンジ色のじゅうたんが出来ました 道行く人は やっぱりほめてゆきました
さわやかな風が じゅうたんのもようを 少しずつ変えてゆきます
詩人コメント 秋になるとふくよかな香りを放ちながら金木犀が咲きますが、まだ美しいまま散り、道をも彩ります。
作曲家コメント 美しい花は人々の心を和ませ、同時に生命力を与えてくれます。明るく、香り立つような音楽を書きたいと思いました。