このねいろは
いったい どこからやってきたのか
ゆっくりかけのぼる ふしにのって
ぼくは うかびあがり
からだのなかでも
こころが
いちばんてっぺんに のぼり
おもわず りょうてをだして
ちからまかせに つかみとった
けっして にげないように
ぼくのものに なるように
がくのねは とつぜんやみ
まっくらになった うちゅうのまんなかで
じっと とまっている
こんなものではない
ぼくが ほしかったものはーー
あわてて りょうてをはなす
また もとのように
はねまわり
ひびきわたる おと
じぶんのてを はなれて
じゆうになった ようせいに
ぼくは なにもできず
うっとりしていた
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矢野正文, 西田純
おんがく
詩/西田純 曲/矢野正文
歌/田中勉 ピアノ/園田文子