【原詩】
思い出す
カフェ・プーシキン
それはある雪の日のこと
店の奥で男と女が
固く手を握り合っていた
懐かしい
カフェ・プーシキン
それは雪が舞う日に
過ぎた日を思い出すとき
思い出を語り合うところ
遙かなる
カフェ・プーシキン
それは雪が何もかも
すっかり埋めてしまっても
消えない夢が眠る場所
カフェ・プーシキンで
あいましょう
忘れられないあなたと
もう一度あいましょう
雪が全てを隠しても
カフェ・プーシキン
カフェ・プーシキン
雪の中から思い出を
取りもどすために